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Showing posts from April, 2018

變體假名、踊り字、傍線など

明治譯 にできるかぎり沿つた、變體假名、踊り字、傍線などを附加した 路加傳福音書 を投稿します。 KJV との 對譯 も用意しました。横書きで傍線が上についてゐるのは愛嬌といふことで。(因みに大正元年十二月二十日大英國北英國聖書會社發行の英和對照新約全書では傍線が上にあることをこの後知りました) 筆押へ IPAmj明朝フォント が筆押への有る「又」などのglyphを用意してくれてをり、これに對應した TeXパッケージ もあることを知り、Adobe-Japan-1-6に無い幾つかの字體への對應をした。あまり奇麗なフォントではないが無いよりはと我慢する。 變體假名 また、此のフォントでは、一部、 變體假名 も出せることがわかり、これを使つてみようと思ひたつ。但し、明治譯聖書に於ける變體假名の利用には、特にルールらしきものは見當らなかつた。流石に一つ一つ追ふだけの根気はないので、自分なりのルールをつくり、適當に交ぜてある。( utf-to-jis.el  で處理。)雰圍氣だけは出てゐるやうに思ふ。 IPAmj明朝フォント に用意されてゐないglyphについては、今のところ出すことができない。「こと」や「ヨハネ」が表示できないのが殘念。 濁點變體假名 此のフォント では、濁點變體假名glyphが用意されてゐないので、 pxjaschar.sty を拾ってきて、縱書き横書き用に分け、其其 pxjaschart.sty 、 pxjaschary.sty  としてtuningした。 TeX macro TeX處理すると 「ハ」(MJMZM{090171}) の配置位置がずれる。氣持ち惡いので pxjaschar[ty].sty  中に \hakern  と \bakern  を定義して調整した。 踊り字 踊り字に對應した。明治譯では假名の繰り返しに 二の字點UTF{303B} が使はれてゐるが、これの濁點glyphがないので、濁點變體假名と同じやうに \* で補った。 また、 ajKunoji が横書きではエラーを吐くので、今のところ横書きでは利用してゐない。 片假名傍線 明治譯に倣ひ、片假名傍線を施した。片假名は、人名、地名、其の他と分けて一本線、二本線、線無しとした。( utf-to-jis.el  に定義。)